Bay leafの繁茂計画

何か技術とか趣味とかあれこれ

TRPGという物をご存知ですか?

ようやくTRPGの話をする気になりました。

 

 

 

皆さんは、TRPGという物をご存知でしょうか。

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RPGといえば、ゲームの一大ジャンルとして有名で、皆さんも一度はやった事があるのではないでしょうか。

 

プレイヤーは自分の分身を作り、又は作品のキャラを直接操作して物語へ入って行き、経験を稼いでレベルを上げつつ、自分の選択でストーリーの進む先を決めていく、といった物ですね。

 

 

 

対して、TRPGは、その一般的なRPGを生むきっかけになった、元祖とも言える物である、という事は、あまり知らない方も多いのではないでしょうか。

 

今回は、TRPGについて軽く説明しつつ、私がどの様に楽しむようになったか、何をしているのかに触れていきます。

 

この記事で一緒にTRPGを楽しむ仲間が増えれば幸いです。

 

 

 

TRPGとは?

 

 

 

詳しくは、自分で調べた方が早いと思うので、簡潔に説明します。

意外と物だけは知ってる人も多いかもしれませんね。

因みに先に言っておきますが、人狼TRPGとは別物と扱われることが多いです

 

 

 

 基本的には、RPGの様に、プレイヤーの分身を作り、そのキャラを使って行動を決め、物語を動かしつつ、成長したり冒険をこなしていく、という所はRPGと変わりません。

 

 

 

但し、TRPGが面白いのは、市販のRPGと違う所、とも言えます。

 

 

 

一つは、「TRPGにおいてはGMという役の人が居る」という事。

 

この人は、所謂RPGにおけるシステムを司るコンピュータ役を執り行います。

 

TRPGでは、遊ぶ人をPL(プレイヤー)、卓*1を管理する人をGMゲームマスター*2と呼びます。

 

 

 

そもそも論ですが、RPGは一人でも出来るのに対して、TRPGは基本二人以上*3でやる物です。

 

残念ながらお友達はルールブック*4に付属していません。頑張って集めてください。

後述する方法を使えば、探すこと自体は苦労しないでしょう。

 

閑話休題

 

 

 

GMがPC(プレイヤーキャラクター、プレイヤーの分身)達の状況を説明し、それに反応してPLがPCを動かし、どうなったかをGMが判断します。

 

大筋としてのストーリーはGMが決めている事が多いですが、TRPGRPGと違う所は、その選択肢の自由度。

 

ドラゴンのイラスト(空想上の生物)

 

 

例えば、目の前に罠がある。奥にはドラゴンもいる。最奥には、宝箱が見える。

 

こんな時、普通のRPGなら、罠を解除しドラゴンを倒し宝箱を開ける

 

出来なければ、出来るまでセーブに戻ってやり直し、又はドラゴンが倒せるまで経験値稼ぎの日々が待っているでしょう。

 

 

 

しかし、TRPGなら、話は変わります。

 

罠を解除せずに迂回だって場合によっては可能です。

 

ドラゴンに見つからない様に隠れて、宝箱だけ取って帰る、なんてことも可能です。

 

もしかしたら、ドラゴンを罠に誘導して、有利に戦闘を進めることも出来るかもしれません。

 

こんな風に、状況によって、GMと、GMの想像力が許す限り、幾らでも選択肢が存在します。

 

そして、その無限大の選択肢を選択して行ったPCだからこそ、予想外の事が生じ得、唯一無二の物語を紡ぎだす事が出来るのです。

 

これがTRPGの面白い理由の一つ、コンピュータでは出来ず、「GM」という人が居るからこそ出来る自由度の高さ、といえるでしょう。

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もう一つは、物語を動かす可能性のある行動の成否は、賽子を振って決める、という点です。

 

基本的には、何かしらの行動を起こす際に、「そのPCがどの位得意か?」という補正値と、「今のあなた(PL)はどの位幸運か?」というダイスの出目で行動の成否を判定します。

 

そして、大体のシステムには、このダイスの両極端に「ファンブル」又は「クリティカル」といった物が存在しており、それぞれ「何があろうと失敗する」と「何であろうと成功する」といったルールが存在します。

 

なので、どれだけ経験値を積んだ熟練のPCであっても、ゴブリンの攻撃の回避にファンブルすればダメージを食らいますし、場合によってはたった一撃で窮地に陥ることもあり得ます。

 

逆に言えば、どんなにひよっこのPCでも、クリティカルさえすればドラゴンにだって通用する効果が発生し得ます。

 

このように、同じ状況で同じ行動をするにしても、ダイスの出目次第で物語は幾らでも変化し得ます。

 

これが、TRPGの面白い所の二つ目、適度なランダム性であるといえるでしょう。

 

 

 

 

 

私がTRPGにハマった理由

 

 

 

では、TRPGの面白さを少し語った所で、私の話をしましょう。

 

私がTRPGについて知ったのは、高校生くらいの頃だったりするのですが、その時はあまり興味がなく、毎日マイクラやモンハンをやっていました。

 

大学に入ってからも、CoC等をやらせてもらう機会がありましたが、どうにも好きになれず、そこではハマりませんでした。

 

TRPG特有の自由度の高さ故に、何でも出来うるCoCでは、PCの行動の選択自体が決定出来ず、そのままキャラをロストして終わってしまったんですね。

 

これは何が面白いのか…と思って辞めてしまって早二年…。

 

 

 

「これは面白いぞ」という話を聞き、「ゴブリンスレイヤー」のアニメを見ました。

 

 ゴブスレの話は割愛しますが、ファンタジー世界なのにリアルで面白く、雑な救済のないハードコアな世界観にとにかく引き込まれました。

 

 友人とアニメや原作の話をしている中で、そのゴブリンスレイヤーがそもそもTRPGを舞台にしている事を知ります。

 

ちょっとファンタジーTRPGに興味が出て来たところで、ゴブリンスレイヤーの世界を元にしたTRPG発売決定のニュース

 

手を出さずにはいられず、高い限定版を友人とカンパしつつ購入し、長い半年を乗り越え皆と遊びました。

 

ゴブリンスレイヤーTRPGは、ゴブリンスレイヤーの世界観とは言え、原作の様な厳しい世界ではなく、王道のしっかりしたファンタジー世界。

 

原作があるといえど、割と何でも許される世界での冒険は、とても面白かったです。

 

こうして私のTRPG人生は始まって行き、オンラインで仲間を見つけ、今では毎週末は皆で卓を囲む始末。

 

GMもやる事になり、合計のTRPG参加数は200回を超えました。

 

 すっかり、TRPGは私の人生の一部となっていったわけです。

 

 

 

 

 

 

 

今何してるの?

 

 

 

という訳で、前述の通り、しっかりとTRPGにハマった私は、毎週せっせと卓に参加しています。

 

といっても、コロナ禍でもある現状、友人と集まって実卓を囲む事は難しいです。

 

 

そこで、インターネットには同じ事を考える人が居る物で、オンラインセッションを一緒に行う人たちが集まるSNS等のサイトが運営されて居たりします。(興味がある人は「オンセン」で検索!)

 

私はそこを利用し、オンラインで一緒にTRPGをする人達を集め、コミュニティの形成を行いました。

 

 

 

TRPGはオフラインで顔を合わせて皆でやるのも楽しいですが、 オンラインではオンラインなりの楽しさがあります。

 

例えばRP(ロールプレイ)。

 

これは、キャラクターになり切ってその世界で演技をするものですが、中々素の状態を知っている者同士では、恥ずかしい物です。

 

 

 

ですが、オンラインでTRPGをする際、テキストでチャットをする事で進める「テキストセッション」という方式が取れます。

 

これは、実際に声で話しながら進める「ボイスセッション」と比べると三倍ほど時間がかかる、と言われていますが、普段恥ずかしくて出来ないRPも、字を打ち込むだけで簡単にできるので、結構なりきりプレイが楽しまれています。

 

 かくいう私も「RP厨」で、如何にうちの子と他所の子を絡ませるか、そう考えて卓に参加していたりします。

 

仲間との連携を考えて、思っていた通りに行動が出来た時の感動はひとしおです。

 

 

 

 

 

 という訳で、話が方々に飛びながら長々と自分語りをしましたが、少しでもTRPGの面白さが伝わったでしょうか?

 

 少しでも興味を持った!という方は、もう少し付き合っていってください。

 

 

 

 

 

 

 

どうやったら参加できる?

 

 

 

ここからは、実際にTRPGに興味を持った方向けになります。

 

実は、一概にTRPGといっても、色々なシステムがあります。

 

有名なCoC、SW、D&D、ダブルクロスアリアンロッドシノビガミ、etc...

 

という訳で、どれを選べばいいのか悩んでしまう人も多いと思います。

 

先ずは、色んなTRPGのリプレイ動画を見てみるのをお勧めします。

 

今は、色んな実況者が、実卓でも再現卓でも、TRPGを行った様子を動画に収めて、面白おかしく編集している物が山ほどあります。 

 

その中で、自分が面白そう!と思ったTRPGシステムを選んでみましょう。

 

 

 

ただ、ここで問題なのが、ルルブ自体が意外と高い物が多いという事です。

 

新クトゥルフ神話TRPG ルールブック (ログインテーブルトークRPGシリーズ)  | Amazon

 

ソード・ワールド2.5 ルールブックI

ソード・ワールド2.5 ルールブックII

ソード・ワールド2.5 ルールブックIII

(大体三つセット) 

 

 

 

そこで、最初は市販されているルルブではなく、1ページTRPG*5の様な、無料で遊べるTRPGから慣れていくといいと思います。

 

また、実はD&Dはベーシックルール、基本であるルールだけは無料で頒布されているので、お金を払わずとも遊ぶことが出来ます。

 

こちらは宣伝になりますが、高いといわれるルルブの中でも、1000円ぽっきりで安く買えるゴブリンスレイヤーTRPGは、実はシステムの書き方も丁寧で、初心者にお勧めできる内容だったりします。

 

 

 

 

 

 

また、実際にTRPGを始めるには、既に遊んでいる人に声かけるのも一つの手です。

 

ただ、それが恥ずかしいなら、ネットで調べると沢山TRPGの参加の仕方などが出てくるので、それを駆使しつつ、「オンセン」などで取り敢えず生のセッションを探して飛び込んでいくのもいいのではないでしょうか。

 

 

 

 

 

最後に

沼にハマる人のイラスト(男性) 

さて、長々とTRPGの魅力を語ってきたわけですが、これだけではまだまだTRPGの魅力を語り切った内に全く入りません。

 

それほど、TRPGは奥深い物と言え、ハマる人は面白いほどハマれる物なんです。

 

 

 

 もし、TRPGや、特にゴブリンスレイヤーTRPGに興味がある方が居れば、お声掛けください。

 

TRPGの遊び方や選び方が知りたい、一緒に遊んで欲しいなどがあれば、いつでも協力します。

 

私達は、いつでも新しい参加者を待っています!

 

 

 

そしてあわよくばGMになって卓を供給しましょう

*1:TRPGで一緒に遊ぶ場の事、ゲームそのものを指したりもする

*2:使うTRPGシステムによって、KP(キーパー)・DM(ダンジョンマスター)とも呼ぶ

*3:GMとPLを兼任して一人で行うソロシナリオもある事にはある

*4:TRPGのシステムやルールを書き止めたもの

*5:詳しくは調べてみてね